ケイン> バルドルは、南のレクというところに拠点を構えて、まるで領主気取りだ。
ナーナ> …じゃあ、レクに向かって進軍…ってわけね。
ケイン> ところが、厄介なのはレクのまわりには強力な結界が張られているんだ。
トリスタン> …どうすれば、その結界が破れるんだろう…?
ケイン> …たぶん、レクのまわりに陣取ってる黒いローブを着た連中が関係ある…と、思うんだ。あの連中すべて倒せば、結界は消えるんじゃないかなあ…。
トリスタン> …では、各部隊は陣形を保ちつつレク周辺を攻略する。抜け駆けはするな。…かならず連携をとるようにするんだ。…………よし、進軍開始!
教会1>
バルドルは…人々に平和を説いてまわっています。しかしあの者がいう平和とは…闇と沈黙の支配する死の世界にほかなりません。この世界の生けるものすべてが死ねば、争いごとはなくなる…と言っているのに等しいのです。なぜ、みな気がつかないのでしょう…?
ウべド(黒いローブ)>
闇の世界…すべての命のふるさと…恐れることはない…。
ウべド(戦闘後)>
畏れ多いことをしましたね。あなたがたには、バルドル様がきっと罰を下されるでしょう。
ドノアキ>
この町は隠れてたおかげで黒いローブの連中が来てないんだ。あの連中に占拠された町を見たかい?すっかり生気がなくなっちまって…ああイヤだ…。
カンガワ(黒いローブ)>
永遠に続く静寂…平和とは…そういうものだ…
カンガワ(戦闘後)>
…あの黒いローブを着たやつは人間じゃなかったんですかね?ずっと変な儀式をしてたけど…
イルナ(黒いローブ)>
生きとし生けるもの…すべての魂に…やすらぎを…
イルナ(戦闘後)>
わたしの息子はバルドル様に捧げました。…わたしの心の平安は約束されたのです。ああ…こんな満ち足りた気持ちははじめてです。
サンニル(黒いローブ)>
我らこそが…やすらぎを……ひかりの世界に、やすらぎは…ない…。
サンニル(戦闘後)>
…この町から、男の子がひとり、バルドル様の使者に連れて行かれたよ。名前はたしか…オロソフとかいったねえ…
トマタ>
もう、誰にもバルドルを止めることができないんじゃないかな。これでもし、ゼノビアの王族なんかがあいつに担がれたら…バルドルの帝国の完成かな。…それでも、あんたらは戦うんだろうな。…これを持っていきな…腰抜けにはいらないものさ…。(→エウロス入手)
リコン(黒いローブ)>
…あくまでも、闇を拒むか……愚か者め…
リコン(戦闘後)>
あなたがたはなにをしたのです?バルドルさまの使いになんてことをッ!…出ていってくれッ!
教会2>
黒いローブを着た連中は、バルドルの使者…と呼ばれています。人々が、彼らを受け入れ始めていることが恐ろしくてなりません。
ナガナガ(黒いローブ)>
我はこだま…闇の世界より…訪れし者…。
ナガナガ(戦闘後)>
…たとえアンタらがなにを言っても、おれたちはバルドル様を信じるよ。あの方なら、ほんとうに世界を変えられるだろうからね。
オアナミ(黒いローブ)>
闇は静寂…光は…争乱を引き起こすのみ…
オアナミ(戦闘後)>
ハイランドとゼノビアの戦争…リヒトフロスの争乱…もう…たくさんだ…。…あんたらも、義勇軍なんてバカなことはやめて、バルドル様に従ったほうがいいよ…。
ミグ>
…なんでも、ゼノビアの皇子が生きてるらしいな。バルドルとその配下が、探しまわってるぜ。なあ、あんた。人には、王が必要なのかい?誰かに治めてもらわないとダメなのかい…?自由に生きるためには、こうやって隠れて暮らすしかないのかな…。
教会3>
あなたがたには、より大きな神の加護が必要でしょう。これをお持ちください。
ブランコ(黒いローブ)>
我らを信じよ…闇の世界は…すぐ、そこにある…。…おまえの心の中にも…。
ブランコ(戦闘後)>
あなた方が、義勇軍がですか…では、これを差し上げましょう。
トミ>
…この世の中に絶対に正しいものがあると、アンタは思うかい?
《ある、と思う》《そんなものはない》共通
…なるほどな。じゃあアンタにはこの剣が相応しいだろう。…礼はいらんよ。
フチモニ>
バルドル様に騙されている?わたしたちが?…ばかばかしい。あのお方がわたしたちを騙して、一体なんの得があるんです?アンタらこそなんだ?得意になって剣を振りまわしているだけじゃないか!
キラッペ>
…ご覧の通り、この辺りはすっかりバルドルの領地みたいでさ…商売に響くんだよ。せめてあんたらはジャンジャン買い物していってくれよ!
教会4>
バルドルと敵対するあなたがたに、これを差し上げましょう。
レク
こだま>
我らは闇の世界の住人。闇の騎士のこだま。闇の世界に争いはない…あるのはただ、永遠に続く完全なる静寂…。恐れずともよい。人はみな、そこより出でて、やがてそこに還るものなのだから。…
(戦闘終了後)
トリスタン>
…ケイン。僕は、決心したよ。
ケイン>
?
トリスタン>
…僕は、バルドルを倒す。…奴が何者であったとしても、倒さなきゃならない。もしかしたら、みんながバルドルの言うことを聞くようになれば…争いはなくなるのかもしれない。でも、同時に希望、という大事なものまで失ってしまうだろう。…僕はゼノビアの皇子としてではなく、この世界に生きる人間として、バルドルに挑む…!
ナーナ>
…皇子…
アクエリアス>
……トリスタン様…
ケイン>
トリスタン、おまえがそのつもりなら、おれたちはどこまでもついていくぜ。
トリスタン>
ありがとう、みんな。…さあ、行こう!
(戦闘終了後)CF49以下、トリスタンのALI39以下の場合
アクエリアス>
トリスタン…あなたは強いわ…強すぎるほど…。でも、その強さはわたしが求めているものとは違うようです。
ケイン>
突然なにを言い出すんだ。
アクエリアス>
あなたの戦いを見ていると、わたしにはあなたがわからなくなる。何を望んでいるの?名誉?力?それともゼノビア王国の復興?…わたしは、こんな気持ちのまま一緒にいることはできません。…さようなら。
アクエリアスは逃げるように去っていった。
ケイン>
おい!トリスタン!引き止めなきゃ…
トリスタン>
…仕方ないよ、ケイン…アクエリアスには、わかってもらえないと思ってた…。ケイン、どうして今人々はこんなに不安なまま暮らしていると思う?それは本当の王がいないからだ。真に人々を救い導く人がいないからだ。僕は、そういうものになりたい。…ケイン、ナーナ、みんな…僕は間違っているか…?
ナーナ>
いいえ、皇子。間違ってなんかいません。
ケイン>
…ああ、そうだな。わかったよ、トリスタン。俺たちはついていくぜ。
トリスタン>
ありがとう、みんな。…さあ、行こう!
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