Ogre Battle Saga 〜Prince of Zenobia〜 Collections of scenario |
第11話 涙 | |
本編 第1話 胎動
secret stage |
ナーナ> …この海…すごく汚れてる…。イヤなカンジ。 アクエリアス> …海を汚すのは人間しかいませんからね…。だからでしょう。海が人の心を映す…と言われるのは。 ケイン> おい、オロソフを見なかったか? ナーナ> いいえ。でも、どうして? ケイン> …いや、姿が見えないもんだから…。まさか、逃げたのかな…。 アクエリアス> …無理もないわ。ふつうの人なら…恐くなって逃げ出したとしても…。 ケイン> う…ン…そんなやつには見えなかったけどなあ…。まあ、しかたないか…。 ナーナ> ところでケイン。このあたりの情報は集まったの? ケイン> …ああ。このあたりではアカデミアのマレノアってのが暴れてるらしい。マレノアは、海に棲む怪物どもをつかって町を襲わせてるみたいだ。しかも、バルドルと盟約を結んでいるっていうウワサもある。…トリスタン、行こうぜ! トリスタン> バルドルと盟約… 教会1(ブリュンヒルドがない場合)> あなたがたに神のご加護がありますように。 教会1(ブリュンヒルドがある場合)> それは…ブリュンヒルド!…そうですか…あなたがたはバルドルと戦うのですね。剣によって身を立てた者は、剣によって滅びる…この言葉を、忘れないでください。 クシャト> あたしの息子は、怪物に殺されちまったんだ。これをやるから、仇をとっておくれ。 ムガ> あんたら、海の怪物どもと戦うのは初めてのようだね?これをあげよう。少しは役にたつはずだよ。 アリク> どんな世の中でも先立つものがないとね。さあ、なんでも買っていっておくれよ! クランチ> マレノアは、変わっちゃったよ。…昔は、おれたちとも仲良くやってたんだけどなあ…。バルドルが現れてからだな…急におれたちを仇みたいに襲いはじめたんだ。 教会3> このあたりの海は、昔はそれは美しかったのですがね。今では…。海は、人の心を映すのでしょう。すさんだ心が海を汚していくのです。 ポートモ> …この村も大変なんでな。これを買わないか?オウガシールド…いい物だよ。そうじゃの…20000ゴートでどうじゃ? 《はい》ありがとう。助かるよ。 《いいえ》なんだ、そうかね。それじゃしょうがないのぉ。 ジーピス> このあいだ、珍しいものを拾ったんだ。白い女神像なんだけど。500000ゴートで買わないか? 《はい》カネが足りないようだなあ。 《いいえ》そうかい?珍しいものだぜ。…気が変わったら、また来なよ。 ハーモン> マレノアのやろう、俺に力があればたたき殺してやるのによぉ!あいつのお陰で、俺たちの生活はメチャメチャだ!…なにが、海が汚れる、だ!そんな理由で暴れられたんじゃあ、やっていけねえよッ! ホワイティ> おお、それはいかずちの石ではないか!なあ、それを譲ってくれないか?無論、ただとは言わん。ほら!フレイア諸島へ行くための地図だ。これと交換でどうだ?珍しいものだぞ。わるい話ではないだろう? 《はい》そうか!ありがとう。ほら、地図だ! 《いいえ》うむ…そうかね。まあしょうがない…しかしワシはここで待っているから、気が変わったら来てくれ。 《いいえのあと再訪》よお、どうだ?いかずちの石と地図を交換する気になったかね? ニュークロフト> このあたりは、金属の加工が盛んなんだ。だからかなあ…海がすっかり汚れちまって…これじゃあマレノアが怒るのもムリもないだろうけど…。…ほかにやりかたはなかったのかなあ…。 シェッチ> ありがとうございました。これはお礼です。 サモン> 以前、マレノアが泣いているのをよく見たよ。わけを聞くと、海が汚れるのが辛いって…でも、俺たちが生きてゆくために海が汚れるのは、哀しいけどしかたないって……で、なんにもできない自分が惨めで哀しくって泣くんだって言ってた…。…ほんとうは優しいニクシーなんだよ、マレノアは。 クリエラ> 早くマレノアと怪物どもをなんとかせんと、わしらは全滅じゃ…。なあ、あんたら。この槍をあげるからなんとかしてくれんか…。 エイエフ> 俺たちは、ずっとマレノアに嘘をつき続けてきたんだ。海を汚さないようにするって…ああ…俺たちは、なんてことをやっちまったんだろう…。 教会2> バルドルは、闇の世界から来た…というのですか?これはただごとではありませんよ。あの、伝説のオウガバトルの再来…になるかもしれません。…恐ろしいことです。 ラウル> あらー。あんたかっこいいねえ。そうだ、解放してくれたお礼に、これを持っていっておくれよ。 ビキニ> バルドル様は、相手がなにを考え、なにを望んでいるのかすべてお見通しなんだ。マレノアが望んだのは、きっと昔の…きれいで静かな海…だと思うよ。 イウォー> ああ!あんまり目立たないようにしてください。せっかく隠れてるんだから。これを差し上げますから、はやく出てってくださいよ。 アカデミア マレノア> おまえたちがバルドル様に逆らう者たちか。なぜだ…なぜだッ?!なぜ逆らうッ?バルドル様は、約束してくださったのだ。誰も争うことのない…静かな海を。…あの美しい海を返してくださる、と。われわれは、おまえたち人間よりもバルドル様を信じる! (戦闘終了後) マレノア> 美しかった…海をかえせ…平和だった…あの頃をかえせ…かえせ…返して… アクエリアス> …マレノアさん…泣いてた…。 ケイン> …なあ、トリスタン…これでよかったのか?…これで… トリスタン> …いいわけ…いいわけないじゃないかッ!…いいわけが…ない…。 アクエリアス> トリスタン… トリスタン> ……なんで……なんで、こうなっちゃうんだろう…ねえ、アクエリアス、答えてよ…どうして、こうなるんだろう?…バルドルが正しいのか?あいつの言うとおりにすれば戦わずに済むのかな…言うとおりに… アクエリアス> ……。 ナーナ> …なんだろう?あれ?…はね…。 ケイン> 空から…はねが…マレノアの上に…。 |
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