Ogre Battle Saga 
〜Prince of Zenobia〜
Collections of scenario
第11話 涙

本編

第1話 胎動
第2話 飢えしものども
第3話 信じるものは
第4話 北の王国
第5話 死者
第6話 妖術師
     └エストア
第7話 問う声
第8話 欲望のまねくもの
第9話 決心
第10話 闇の騎士
第11話 涙
第12話 闇と静寂、そして
第13話 白夜


secret stage

SS1 山奥
SS2 財宝
SS3 血と肉と
SS4 サムライ


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ナーナ>
…この海…すごく汚れてる…。イヤなカンジ。

アクエリアス>
…海を汚すのは人間しかいませんからね…。だからでしょう。海が人の心を映す…と言われるのは。

ケイン>
おい、オロソフを見なかったか?

ナーナ>
いいえ。でも、どうして?

ケイン>
…いや、姿が見えないもんだから…。まさか、逃げたのかな…。

アクエリアス>
…無理もないわ。ふつうの人なら…恐くなって逃げ出したとしても…。

ケイン>
う…ン…そんなやつには見えなかったけどなあ…。まあ、しかたないか…。

ナーナ>
ところでケイン。このあたりの情報は集まったの?

ケイン>
…ああ。このあたりではアカデミアのマレノアってのが暴れてるらしい。マレノアは、海に棲む怪物どもをつかって町を襲わせてるみたいだ。しかも、バルドルと盟約を結んでいるっていうウワサもある。…トリスタン、行こうぜ!

トリスタン>
バルドルと盟約…



教会1(ブリュンヒルドがない場合)>
あなたがたに神のご加護がありますように。
教会1(ブリュンヒルドがある場合)>
それは…ブリュンヒルド!…そうですか…あなたがたはバルドルと戦うのですね。剣によって身を立てた者は、剣によって滅びる…この言葉を、忘れないでください。

クシャト>
あたしの息子は、怪物に殺されちまったんだ。これをやるから、仇をとっておくれ。

ムガ>
あんたら、海の怪物どもと戦うのは初めてのようだね?これをあげよう。少しは役にたつはずだよ。

アリク>
どんな世の中でも先立つものがないとね。さあ、なんでも買っていっておくれよ!

クランチ>
マレノアは、変わっちゃったよ。…昔は、おれたちとも仲良くやってたんだけどなあ…。バルドルが現れてからだな…急におれたちを仇みたいに襲いはじめたんだ。

教会3>
このあたりの海は、昔はそれは美しかったのですがね。今では…。海は、人の心を映すのでしょう。すさんだ心が海を汚していくのです。

ポートモ>
…この村も大変なんでな。これを買わないか?オウガシールド…いい物だよ。そうじゃの…20000ゴートでどうじゃ?
 《はい》ありがとう。助かるよ。
 《いいえ》なんだ、そうかね。それじゃしょうがないのぉ。

ジーピス>
このあいだ、珍しいものを拾ったんだ。白い女神像なんだけど。500000ゴートで買わないか?
 《はい》カネが足りないようだなあ。
 《いいえ》そうかい?珍しいものだぜ。…気が変わったら、また来なよ。

ハーモン>
マレノアのやろう、俺に力があればたたき殺してやるのによぉ!あいつのお陰で、俺たちの生活はメチャメチャだ!…なにが、海が汚れる、だ!そんな理由で暴れられたんじゃあ、やっていけねえよッ!

ホワイティ>
おお、それはいかずちの石ではないか!なあ、それを譲ってくれないか?無論、ただとは言わん。ほら!フレイア諸島へ行くための地図だ。これと交換でどうだ?珍しいものだぞ。わるい話ではないだろう?
 《はい》そうか!ありがとう。ほら、地図だ!
 《いいえ》うむ…そうかね。まあしょうがない…しかしワシはここで待っているから、気が変わったら来てくれ。
 《いいえのあと再訪》よお、どうだ?いかずちの石と地図を交換する気になったかね?

ニュークロフト>
このあたりは、金属の加工が盛んなんだ。だからかなあ…海がすっかり汚れちまって…これじゃあマレノアが怒るのもムリもないだろうけど…。…ほかにやりかたはなかったのかなあ…。

シェッチ>
ありがとうございました。これはお礼です。

サモン>
以前、マレノアが泣いているのをよく見たよ。わけを聞くと、海が汚れるのが辛いって…でも、俺たちが生きてゆくために海が汚れるのは、哀しいけどしかたないって……で、なんにもできない自分が惨めで哀しくって泣くんだって言ってた…。…ほんとうは優しいニクシーなんだよ、マレノアは。

クリエラ>
早くマレノアと怪物どもをなんとかせんと、わしらは全滅じゃ…。なあ、あんたら。この槍をあげるからなんとかしてくれんか…。

エイエフ>
俺たちは、ずっとマレノアに嘘をつき続けてきたんだ。海を汚さないようにするって…ああ…俺たちは、なんてことをやっちまったんだろう…。

教会2>
バルドルは、闇の世界から来た…というのですか?これはただごとではありませんよ。あの、伝説のオウガバトルの再来…になるかもしれません。…恐ろしいことです。

ラウル>
あらー。あんたかっこいいねえ。そうだ、解放してくれたお礼に、これを持っていっておくれよ。

ビキニ>
バルドル様は、相手がなにを考え、なにを望んでいるのかすべてお見通しなんだ。マレノアが望んだのは、きっと昔の…きれいで静かな海…だと思うよ。

イウォー>
ああ!あんまり目立たないようにしてください。せっかく隠れてるんだから。これを差し上げますから、はやく出てってくださいよ。

アカデミア
マレノア>
おまえたちがバルドル様に逆らう者たちか。なぜだ…なぜだッ?!なぜ逆らうッ?バルドル様は、約束してくださったのだ。誰も争うことのない…静かな海を。…あの美しい海を返してくださる、と。われわれは、おまえたち人間よりもバルドル様を信じる!



(戦闘終了後)
マレノア>
美しかった…海をかえせ…平和だった…あの頃をかえせ…かえせ…返して…

アクエリアス>
…マレノアさん…泣いてた…。

ケイン>
…なあ、トリスタン…これでよかったのか?…これで…

トリスタン>
…いいわけ…いいわけないじゃないかッ!…いいわけが…ない…。

アクエリアス>
トリスタン…

トリスタン>
……なんで……なんで、こうなっちゃうんだろう…ねえ、アクエリアス、答えてよ…どうして、こうなるんだろう?…バルドルが正しいのか?あいつの言うとおりにすれば戦わずに済むのかな…言うとおりに…

アクエリアス>
……。

ナーナ>
…なんだろう?あれ?…はね…。

ケイン>
空から…はねが…マレノアの上に…。


SS4 サムライ 第13話 白夜

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