本編
第1話 胎動
第2話 飢えしものども
第3話 信じるものは
第4話 北の王国
第5話 死者
第6話 妖術師
└エストア
第7話 問う声
第8話 欲望のまねくもの
第9話 決心
第10話 闇の騎士
第11話 涙
第12話 闇と静寂、そして
第13話 白夜
secret stage
SS1 山奥
SS2 財宝
SS3 血と肉と
SS4 サムライ
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リヒトフロス王> …そうか…。その、カズマと申す者…この国の者だったのか…。…無理もない。恥ずかしいかぎりだが、今のリヒトフロスで、わしの力など、無いに等しい。みな、、北のフルダという町に居座る、ガランという男の顔色を窺っておる…。
エストラーダ> …ガラン?
リヒトフロス王> うむ。しかもガランは、ジェンガなる者の配下だ、と聞いている。
エストラーダ> !するとカズマとガランは、同じ穴のムジナ…ということなのか。…もしや、そのジェンガこそが、盗賊を束ねている者…!王よ、まずわれらに、ガランの討伐をお命じください。
リヒトフロス王> ?!その方たちは、わずかな手勢と聞く。そのような無理は…
ナーナ> お父様。わたくしが、この方々とともに参ります。
リヒトフロス王> !!ナーナ、いや、姫よ。そのような無茶を言うでない!
ナーナ> 無茶ではありませんわ!難儀をしているのはわが国の人々なのですよ!
衛兵> 王様!
リヒトフロス王> なにごとだ?!
衛兵> 大変です!がランの配下が、大挙して城に押し寄せてきています!!
リヒトフロス王> なんと?!
衛兵> この城の兵だけでは凌ぎきれないか、と…。
リヒトフロス王> ………。
エストラーダ> トリスタン!ケイン!準備はよいか。
トリスタン> はい。
ケイン> いつでも。
リヒトフロス王> い、いや、そなたたちは…
エストラーダ> お任せください。わが義勇軍は3倍の敵を前にしても、ひるみませんぞ。
トリスタン> あれ?君は?
ナーナ> あ。見つかっちゃった。
ケイン> な、なにやってんだ!あんた、たしかお姫様だろう?なんでこんなところに?!
ナーナ> あら。足手まといにはならないわよ。あたし、剣の腕には自信があるの。
ケイン> おいおい、なに言ってるんだよ。あのなあ、人を切るんだぞ?わかって言ってんのかよ。
ナーナ> …わかってるわよ。でもね、自分の国の人々を守れないで、なにが王族よ!
ケイン> …本気なんだな。どうする、トリスタン?
トリスタン> 仕方ないな。ぼくたちがカバーすればいいだろ。がんばろうよ、ケイン。
教会1>
義勇軍、とはあなたがたのことですか。ずいぶんとお若いかたも、おられますな。どうぞ、これをお持ちください。白い十字架です。いつかお役に立つでしょう。
リンデ>
おどろいたね。盗賊がお城の近くまでやってくるとはねえ…ここは常設のバザーさ。あんたらも買っていってくれよ!
教会2>
あなたは、戦いを重ねてこられたかたですね。…ひとつ、お答えねがいます。戦いのさなか、ある兵士が敵の少年兵を見逃してしまいました。あなたが上官ならば、彼にどのような罰を与えますか?
A:罰は必要ありません。
A>…あなたの率いる軍ならば、人々も支持するかもしれませんね。
B:見せしめに、重罰を…
B>…あなたも、そういう考えですか。罪とは、いったい誰に対してのものなのでしょうね…。
ハイデ>
ハイランド、今はゼテギネアじゃったかの。連中も、まだここまでは来ておらんが…グラン王が治めていた頃は、こんな盗賊騒ぎはなかったんじゃ。そういえば、王には、ふたりの皇子がおられたんじゃが…殺されてしまったんじゃろうの…
カーカルコ>
ガランは、傲慢で気まぐれなヤツよ。その日の気分次第で人を殺すの。暴れだしたガランを止められるのは…ジェンガとかいう、ヘンテコなローブを着たヤツよ。…なんか、魔法でも使うのかしらね。あのガランが、ジェンガの前だと怯えちゃって…
カミクロス>
リヒトフロスの南西にも隠れた都市があるよ。この辺は物騒だからね。盗賊よけに少しでも隠れて暮らそうってわけさ。
サツラマ>
ほう、南から来なすったか。それではこの雪は厳しかろう。これを差し上げよう。がんばってください。
シュトムンド>
…ガランは、イヤなやつだよ。ビーストテイマーだからさ、獣を使ってひとを脅かすんだ。逆らったりすれば、たちまちヤツの連れてるヘルハウンドの餌になっちまう。そのくせ、ジェンガとかいうローブを着た野郎にはペコペコしてるんだ。なあ、あんたたち。早いとこガランをぶっとばしてくれよ。
フルダ
ガラン>
おまえらが、義勇軍?…ふん、オレ様は、今、すごく気分が悪いんだ…。…おまえらの血が飛び散って身体がバラバラになるのを見れば、少しは気分が晴れるかもな!(→戦闘へ)
(戦闘終了後)
ガラン>
ぐッ…そ、そんなはず…ジェ…ジェンガ様ァ…お許しを…アンデッドなんかになるのは…
ケイン>
ガランみたいなやつがあんなに怯えるなんて…。ジェンガって、何者なんだろう?
エストラーダ>
気味の悪いことを言い残したな…。アンデッドになるのならないの、だと…。
ケイン>
ナーナ、いや、お姫様、よくがんばりましたね。ガランは倒したし…そろそろお城に戻らないと、王様が心配しますよ。
ナーナ>
イヤよ。ジェンガとかいうやつを倒さないと、またガランみたいなのが現れるわ。テッテー的にやらなきゃ、意味がないの。わかる?
ケイン>
むむ…おい、トリスタン。おまえからも、なんか言えよ!…なんだよ?なにニヤニヤしてんだよ!あ、エストラーダ様まで…なんだよォ、みんなして!
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